PART 04:
- anomatoi
- 凪
- 参加者: anomatoiさん 凪さん
- インタビュアー: 佐々木 瑞穂(BORDER!2020イベントディレクター) 山田 歩実(SHAKE ART!ライター)
CHAPTER 1 :anomatoiについて
- 山田:anomatoiさんはイラストのジャンルで活動されています。猫がいっぱいですね!
anomatoiさん:そうですね、猫を中心に描いてます。
- 山田:胴体を敢えて描かないのがすごく好きです。
anomatoiさん:猫はすごく体が柔らかくて、色々なポーズを取るので。楽しく描いています。
- 佐々木:猫ちゃんはモデルいるんですか?
anomatoiさん:モデルは居ますが、似顔絵などを描く時以外はあえて特徴を出さないようにしています。
- 佐々木:実家で猫を飼ってるんですけど、猫の液体感がたまらないですね!!
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anomatoiさん:そう、猫は液体です(笑)
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山田:イベントには結構出展されていらっしゃるんですか?
anomatoiさん:自主的に出展したのはデザフェスに初めてでした。企画展に参加して展示したりは、今年からですね
- 山田:イベントに参加されるようになったきっかけはなんですか?
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anomatoiさん:もともと去年の秋頃からイラストを描き始めたんですけど、描きためたものを発表する場が欲しくて参加しました
- 山田:ディスプレイがとても凝っていて綺麗だったので、イベント歴戦の猛者だと思っていました…!
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anomatoiさん:ありがとうございます笑 もともとディスプレイの仕事をやっていたので、頑張りました。
CHAPTER 2 :凪について
- 山田:続いて凪さんもイラストのジャンルで活動されています。2019年のBORDER!に出展してくださいました。どういったイラストを描かれているんでしょうか?
凪さん:ちょっとレトロ感のある絵を目指して描いています。
- 山田:確かに、レトロな色遣いがとても可愛いです!
- 佐々木:私もレトロが好きなんですけど、レトロといっても大正ロマンとか、色々ありますよね。凪さんの作風はどちらかというと3、40年前の少女漫画チックな感じがするのですが、何か影響を受けたものがあるのですか?
凪さん:もともと専門学校の時に少女漫画を描いていて、そこでちょっと漫画チックになっているんだと思います。もともとレトロが好きなので、目をキラキラさせてみたり、色遣いもレトロを意識したりしています。
- 佐々木:なるほど〜画材はなんですか?
凪さん:ほとんどアクリル絵の具で描いています!デジタルが苦手で…
- 山田:なるほど〜作品に漂う暖かさはアナログ画材で描かれているからなのかもしれませんね。凪さんは描きたくなるものや、心惹かれるモチーフはありますか?
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凪さん:その時感じたものを描くことを心がけています。音楽を聴いてる時とか映画を見ている時とか、ふとした時に見たものを描いてます。
- 山田:確かにどの作品も映画の1シーンのようなエモさがありますね。すいません語彙力なくて…
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凪さん:あと、自分が食べるのが好きなので、食べ物を描くのが好きです(笑)
- 山田:トースト美味しそう…食べ物描くのが得意な人憧れます!
CHAPTER 3 :anomatoi × 凪
- 山田:こここからは作家さん同士自由にお話ししていただければと思います!
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凪さん:anomatoiさんは作品を募集している企画展をどこで見つけられていますか?
anomatoiさん:SNSで検索して、良さそうなものをみつけて応募しています。凪さんは作品を展示されるんですか?
凪さん:私はお声をかけて頂いた展示に参加させていただくのがほとんどなんですけど、自分から声をかけて参加できるものなのか訊いてみたくて…
anomatoiさん:探すと審査なく参加できるものもありますし、あとはダメ元で応募してみることもありますね。
凪さん:企画展はネットで見つけていますか?SNSで見つけていますか?
anomatoiさん:私はSNSの方が多いですね。DMを送ってすぐ詳細を訊けたり、参加できたりして、一歩が踏み出しやすいので。あとビジュアル等がすぐわかるのでいいですね。
凪さん:確かにそうですね!ありがとうございます。
- 佐々木:こういう情報交換大事ですね。
- 山田:企画展はリアルで開催しているものがメインですか?
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anomatoiさん:私はリアルが多いですね。猫の企画展があると物販を中心に出させていただくことが多いです。オンラインの展示はBORDER!が初めてです。
凪さん:私もオンラインでの展示は初めてで、まだ正直実感が湧いてないです。お客さんとやりとりする物販もBORDER!2019が初めてだったのですが、その時のBORDER!では商品に対するお客さんの反応を見たり、売れやすいモノを知れたりしたことで、自分が描きたい絵だけじゃなく、お客さんに手に取ってもらえるモノを描かなきゃいけないなと気づかされました。
- 山田:ありがたいです…出展する際にこだわったことはありますか?
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凪さん:そうですね、画風がレトロなので、ディスプレイもそれに合わせようと頑張りましたが、当日他の方を見ながら勉強してました…(笑)
- 山田:anotmatoiさんは先ほどディスプレイ系のお仕事をされていたと伺ったのですが…こっそりディスプレイのコツを教えてもらっても良いでしょうか…?
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凪さん:聞きたーい!
anomatoiさん:もともとインテリアショップの店頭にいたので、作品を飾る方法とはまた若干違うと思うのですが、デザフェスの時はとにかく目立つようにして、かつ自分の作風をミックスさせたディスプレイにしました。
- 山田:最初とは思えない達人感があります。
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anomatoiさん:デザフェスでは壁を立てることは決めていたのですが、壁をどう見せるかは最後までかなり悩みました。最終的に遠くからでも印象に残るように大きく猫を配置しました。
- 佐々木:白壁に黒の猫の顔がインパクトすごいですね。作風と合っていて素敵です!
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anomatoiさん:ありがとうございます!あとは動線ですかね。どういう方向から人が来るかと、その時に見える印象とかを家でシュミレーションしましたね。けど、あとは現場に着いた時の勢いで決めてました。
- 山田:この壁の猫の顔やサインはどのように作っているんですか?
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anomatoiさん:猫の顔は印刷したものを切り出し、サインは薄い板を形に切り出して貼っています。持ち運びしやすいよう、極力パーツをバラバラにしたので地味に壁に貼り付けるのに手間がかかりました。
- 山田:凪さんは昨年もBORDER!に出展してくださっていて、BORDER!のことを知っていてくださったと思うのですが、anomatoiさんは東京の方ですが、BORDER!は何がきっかけで知られましたか?
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anomatoiさん:BORDER!はSNSで初めて知りました。応募してから関西でやっていたイベントだったことを知りましたね〜
- 佐々木:ありがとうございます!。オンラインだと場所の垣根がなくなるので作家さんも参加しやすいし、anomatoiさん含めて私たちもいろんな作家さんを知ることができてすごく面白いです!